ケモノガレ

安いパックのコーヒーから
煙草の味がする
なんて煙草を
吸ったこともないのに

昨日残った酒の匂いは
まるで別物で
一口飲んでも
夢から覚めていた

キスの味なんて
ある訳ないでしょ
ぬるい感覚がするだけ
甘くもねぇ

獣道を走り抜けて
叫べば遠く響きもしない
君よ彼よ愛する人よ
叫べよ声よ同じことよ

まるで独りで居るみたいさ

壁の溶けそうな染みの跡
黙って見つめては
明日の日の
希望の種を拾っている

どんなもんにだって
裏はあるんだ
ただ
どっちが良いかなんて
わかるのかい?
本当かい?
くだらねぇな


海辺のライト
くたびれた笑い
離れ小島で
はためいた鳥と
愛でた赤い髪の香りが
こびりついている

君の嘘を見抜いたとて
そこになんの意味があるの?
確証がない 必要もない
信じて行く他ないんだろ?

獣道を走り抜けて
叫べば遠く響きもしない
もう良いだろ
飽き飽きだよ
信じて行く他ないんだろ?

君よ



作詞:宍戸 翼 作曲:The Cheserasera



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